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ズレの測り方

来客数が12日ぶん並んでいます。「だいたい何人のお店か」を1つの数で言うなら、どこを選びますか。何を「ズレ」と見なすかで、答えは平均にも中央値にもなります。自分で動かして確かめてみましょう。

代表の数を1つ選ぶ

青い縦線を左右にドラッグしてください

あるお店の、12日ぶんの来客数です。この12個の数を「だいたい何人のお店です」と1つの数で言い表すなら、どこを選べばよいでしょうか。

その日の来客数 いま選んでいる代表の数 a ズレの二乗(正方形の面積) ズレの絶対値(線の長さ)
ズレの二乗の合計 Σ(x−a)² 0
ズレの絶対値の合計 Σ|x−a| 0
データの平均 0
データの中央値 0

損失曲線を見る

横軸が代表の数 a、縦軸が「合計したズレ」の大きさ

a を左端から右端まで動かしたときに、合計がどう変わるかを描いたものです。2本は大きさの単位がちがうので、それぞれ自分のいちばん大きい値を 1 として重ねています。形のちがいに注目してください。

ズレの二乗の合計:なめらかな放物線 ズレの絶対値の合計:折れ線

二乗のほうは、谷が1点だけはっきり決まります。絶対値のほうはデータ点のところで折れ曲がり、谷の底が平らになることもあります(データが偶数個のとき、真ん中の2つにはさまれた区間はどこでも同じ値です)。

ここで分かったこと

Σ(x − a)² を最小にする a = 平均

Σ|x − a| を最小にする a = 中央値

平均と中央値は、べつべつに用意された2つの計算方法ではありません。「ズレ」を何で測るかを決めた結果として出てくる、同じ問いの2つの答えです。